ISLAND POOL

2024.11.20

自宅に設置するプールの施工費用は?相場や自宅プールのメリット・デメリットを解説

自宅にプールを設置することは、海外セレブだけでなく日本でもできることです。

しかしながら、自宅にプールを設置するとなると、費用が気になる方もいるでしょう。自宅プールは、施工時のデザインや素材、施工を依頼する業者によって費用が変動するものの、一般的に300〜1,000万円ほどかかります。

また、施工費用だけでなく、施工後の維持費やメンテナンス費用に関しても理解しておく必要があります。

そこで本記事では、自宅プールの施工にかかる費用や維持・メンテナンス費用、自宅プールを設置するメリットやデメリットについても解説します。

自宅プールの施工を考えている方は、参考にしてください。

自宅プールにかかる費用相場

まずは自宅プールにかかる以下の費用相場について解説します。

  • 施工費用
  • 維持費
  • メンテナンス費用

自宅プールの施工費用

自宅プールを設置する際、最初に考慮すべきは施工費用です。

一般的には500万から1,000万円が相場とされていますが、プールのサイズやデザイン、施工会社の選択によっては300万から500万円で施工できる場合もあります。

6m〜10m前後のプールは数百万円で施工可能ですが、15m〜25mのプールを施工する場合は数千万円かかることもあります。

施工費用はプールの素材や形状、設備に応じて費用が変動するため、事前に見積もりをしっかりと取ることが大切です。

自宅プールの維持費

自宅プールの維持費としては、薬剤費、電気代、清掃費用等が挙げられます。

項目 費用
薬剤 1,000円~/1回
水道代 約5,000円/1回
電気代 エアコン程度

薬剤費は、水質を保つために必要不可欠です。さらに、プールに水を張る際の水道代や、プールサイドに設置するおしゃれな照明や循環器の電気代も無視できません。これらの電気機器は、プールの使用頻度やサイズに応じて電気代が変動します。

自宅プールのメンテナンス費用

自宅プールを適切に維持するためには、定期的なメンテナンスが必要となり、プールの清掃、フィルターの交換、水質検査、そして必要に応じて専門業者による点検や修理などの費用がかかります。

これらのメンテナンスを業者に依頼する場合は、1回で10,000円前後、年間で数十万円程度かかります。特に、プールの水質を適切に保つための薬剤や、清掃に必要な道具や機器の費用が大きな割合を占めます。

メンテナンスを怠ると、プールの劣化が早まり、結果的に修理費用が増加するリスクも。定期的に専門家に依頼することで、プール槽の劣化や水漏れなどの大きな問題を未然に防ぐことができます。簡単な清掃はご自身で行い、補修や劣化等の確認込みのメンテナンスについては業者に依頼するのが一般的です。

自宅プールの施工方法の種類

自宅用のプールといっても施工方法はいくつかあります。

施工方法によっては、料金や耐久性が変わるため確認しておきましょう。

種類 特徴 費用
FRP(繊維強化プラスチック)プール メンテナンスが容易で、耐久性にGood。デザインの自由度に多少制限がかかる。工期は1〜2週間 300~700万円
コンクリートプール デザインの自由度が高く、理想のプールを施工できる。耐久性は高いものの、定期的なメンテナンスや補修が必要。工期は1〜6ヶ月 500~1,500万円
ステンレスプール 軽量で耐食性に優れており、メンテナンスが簡単。デザインの自由度も高い。工期は1〜3ヶ月 800~2,000万円
自立型躯体パネル+コンクリートプール 耐腐食性・錆防止効果の長期間持続するため、耐久性が高い。工期は1〜3ヶ月 400~1,000万円

コンクリート製のプールが選ばれることが多いものの、最近ではFRPやステンレスといった耐久性に優れた素材を選ぶ方も増えています。

施工方法によって費用が変わりますが、自宅にプールを施工する場合は、「どんなスペースで」「どんなデザインで」など、理想のプールを施工業者と擦り合わせを入念に行いましょう。

自宅プールの施工にかかる期間

自宅プールの施工期間は、選択する施工方法やプールのサイズ、設置場所の条件によって異なります。

コンクリートプールやステンレスプール、自律型躯体パネル+コンクリートのプールは、3ヶ月から半年程度の施工期間が必要です。

施工期間を短くするためには、事前の計画と施工業者との綿密な打ち合わせが重要です。

また、施工期間中の天候や周辺環境の影響を考慮し、余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。

自宅プールを設置するメリット

自宅プールの費用とメリット

自宅プールを設置するメリットは、泳ぐ事だけではありません。

以下のようなメリットがあります。

  • 非日常で優雅な時間を過ごせる
  • 運動不足の解消になる
  • 子供遊び場として利用できる
  • 断水時の生活用水に使える
  • 資産価値が上昇する可能性がある 賃貸価格や販売価格の上乗せ 差別化

それでは詳しく解説します。

非日常で優雅な時間を過ごせる

自宅プールを設置する最大の魅力は、日常生活にリゾートのような贅沢な時間を取り入れられる点です。プールサイドでのんびりと過ごす時間は、都会の喧騒を忘れ、非日常の空間を楽しめます。

最近ではプールパーティやプールサイドでのバーベキューなど楽しみ方もあるので、複数人で集まるパーティーを頻繁に行う方にはぴったりといえるでしょう。

また、季節や天候に関係なく、好きな時に泳ぐことができる自由さも大きなメリットです。

冬にはプールサイドにデッキチェアを置き、落ち着いた雰囲気の中でリラックスすることもできます。

このように、自宅プールは生活に豊かさと特別感をプラスできるので、非日常を演出したい方にはおすすめです。

運動不足の解消になる

自宅プールは、健康維持や運動不足の解消に役立ちます。

水泳は全身を使うエクササイズとして知られており、体に負担をかけずに効果的にカロリーを消費できます。

特に、水の抵抗を利用した運動は、関節にやさしく、年齢を問わず安全に取り組めるのが特徴です。

ジムに通う時間が取れない忙しい日常を送っている方でも、自宅にプールがあれば気軽に運動を行えます。

水泳は心肺機能の向上にも効果があり、持続的な健康維持に繋がるので、将来的な健康を考える方にもおすすめです。

子供の遊び場として利用できる

自宅プールは、子どもたちにとって楽しい遊び場として理想的です。

自宅で水遊びができるため、子どもたちが思う存分楽しめるだけでなく、親も安心して見守ることができます。

また、自宅プールでは水泳を教える機会も増え、泳ぎの技術だけでなく、水の危険性についても学ばせることが可能です。

このように、自宅プールは単なる遊び場としてだけでなく、子どもたちの成長を促す学びの場としても役立ちます。

断水時の生活用水に使える

自宅プールは、緊急時に生活用水としても役立つという意外なメリットがあります。

特に、災害や断水が発生した際に、プールの水をトイレや清掃用に利用することで、災害による日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

防災意識が高まる中、自宅にプールがあることで、緊急時の備えとしての価値がさらに高まります。

自宅プールを設置するデメリット

自宅にプールを施工することはメリットばかりではありません。

以下のようなデメリットがあります。

  • 将来使わない可能性がある
  • メンテナンスが大変
  • 電気代の増加
  • 安全上の懸念がある
  • 資産価値が減少する可能性がある

それでは詳しく解説します。

将来使わない可能性がある

自宅プールは設置当初は頻繁に利用されるものの、利用者の高齢化に伴い、将来的に使わなくなる可能性があります。

家族のライフスタイルや趣味が変わることで、プールの使用頻度が減少することも少なくありません。

特に、子どもが成長して家を離れたり、生活環境が変わったりした場合には、プールが不要になるケースも考えられます。

さらに、メンテナンスの手間が増えることで、しだいに使用を避けるようになることもあります。利用頻度が減るタイミングでプール自体を撤去することも可能ですが、施工費同様に費用がかかるため、その点を理解したうえで導入を検討しておきましょう。

メンテナンスが大変

自宅プールの設置には、定期的なメンテナンスが不可欠です。

プールの清掃、水質管理、設備の点検など、日常的な手間がかかるため、長期的に見て大きな負担となることがあります。

メンテナンスを怠ると、水質が悪化したり設備が故障したりするリスクが高まり、修繕費用が高くなる可能性があります。

特に、別荘にプールを施工する場合だと定期的なメンテナンスが難しくなります。その場合は専門業者にメンテナンスを依頼してください。

電気代の増加

自宅プールを利用する際には、電気代の増加も考慮する必要があります。

プールの循環ポンプやヒーター、照明などは電力を消費するため、使用頻度が高まると電気代が上がる可能性があります。

特に冬季にヒーターを使用する場合や、夜間に照明を多用する場合には、電気代が大幅に増加することがあります。

この問題を軽減するためには、必要な時だけ機器を稼働させるタイマーの導入や、エネルギー効率の高い設備を選ぶことが効果的です。エアコンの稼働台数が増えるイメージをしてもらえれば近い。

安全上の懸念がある

自宅プールの設置には、安全上の懸念もあります。

特に小さな子どもがいる家庭では、事故のリスクを防ぐために、状況によりフェンスやカバー、監視カメラなどの設置が不可欠です。

一方で子どもたちにプールの安全性について教育することで溺水事故を防ぐことができ将来に役立つ一面もあります。

資産価値が減少する可能性がある

自宅プールを設置することで不動産の資産価値が上がる場合がありますが、一方で、購入者によってはプールが不要と考えられることもあります。

その結果、資産価値が減少するリスクがあります。

プールの撤去も可能ですが、住宅売却時には余計な費用がかかる可能性があることも理解しておきましょう。

逆に、自宅プールを検討している購入者が一定数いることから資産価値が上昇する可能性もあります。

いずれにせよ、プールの設置により資産の価値が変動することを理解しておきましょう。

まとめ

この記事では、自宅プールの施工や維持費、メンテナンス費用について解説しました。

長さ6m〜10m前後のプールは数百万円で施工できるものの、15m〜25mプールを施工する場合は数千万円以上かかります。

プールの素材によっても費用が変わるため、実際に導入を検討される際は、施工業者との綿密な打ち合わせを行う必要があります。

また、自宅プールは維持・メンテナンスにも年間数十万円以上かかるので、その点も考慮したうえで導入を検討しましょう。

弊社「ISLAND POOL」では、お客様の理想のプールを実現するべく、これまで培ってきた高い施工品質や革新性をご提供しています。

導入後のメンテナンスプランも用意しており、「導入したけどメンテナンス方法が分からない」「維持できるか心配」という方のサポートも行っております。

「自宅プールを検討しているけどどこに頼めばいいかわからない」とお困りの方は、ぜひ一度「ISLAND POOL」にお問い合わせください。