COLUMNコラム
自宅プールはどんなメンテナンスが必要?季節ごとのメンテナンス方法や注意点を解説
自宅にプールを導入しようと考えている方にとって、「メンテナンスはどのくらい大変?」「自宅プールの維持にはどんな備品が必要?」など、気になる点が多いですよね。
実際、自宅プールの導入に悩んでいる人の中には「メンテナンスが大変なら設置は諦めかけている」「掃除や水質の管理に手間がかからないなら設置したい」と考えている方もいるかもしれません。
自宅プールのメンテナンスはすべて手作業で行うと時間も労力もかかりますが、専用のお掃除ロボットや濾過器・循環器を使えば、それほど手間はかかりません。
本記事では、自宅プールの導入を検討している方や、メンテナンスに困っている方のために、メンテナンスの必要性から具体的な方法、季節別のメンテナンス方法を紹介します。
自宅や別荘にプールを導入したいと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
自宅プールのメンテナンスの必要性
自宅プールは定期的なメンテナンスが必要になります。
その理由は以下の通りです。
- 健康・安全の維持
- プールの劣化防止
それぞれ詳しく解説します。
健康・安全の維持
自宅プールのメンテナンスは、家族の健康と安全を守るために必要です。
また、設備機器が故障してしまうと、水質に悪影響を与え、細菌やウイルスが繁殖する可能性があります。
特にろ過機やポンプの不具合は、水の循環機能を低下させ、水質悪化の原因になります。
そのため、自宅プールを導入する際には、定期的な設備点検や清掃を行い、プールの安全な環境を維持し続ける必要があります。
プールの劣化防止
小さな問題が時間が経つにつれて水漏れや構造的な問題を引き起こす可能性があります。
また、設備機器の故障が水の循環やろ過機能の低下を招くことで、水質の維持が困難になります。
こうした問題を早期に発見し、対処するためにも、定期的なメンテナンスが不可欠です。
これにより、大規模な修理や交換を防ぎ、プールの寿命を延ばすことができるため、維持費や修繕費等のコスト削減につながります。
自宅プールのメンテナンス箇所
ここからは主な自宅プールのメンテナンス箇所について解説していきます。
プール槽
プール槽はプール全体の基盤となる部分であり、ひび割れや漏水の有無を確認し、異常があれば早急に修理しなければなりません。
例えば、コンクリートのひび割れを放置すると防水機能を失い漏水が発生します。
漏水が発生すると膨大な修理費用が発生するため、塗膜が部分的に膨らんでいる場合や、大きなひび割れが発生している場合には注意して確認・修繕を行いましょう。
プールサイド
プールサイドは、放置していても漏水などの重大な被害が起きる心配はないものの、ケガや事故のリスクがある部分です。
タイルにひび割れ・亀裂(クラック)がある場合、転倒事故のリスクが高まるだけでなく、切り傷や擦り傷の原因になりかねません。
また、プールサイドに柵を設置している場合は、柵の切れ目や穴が開いていないかも確認しなければなりません。
プールサイドの素材が劣化すると、見た目の美観だけでなく、耐久性も低下するため、適切なクリーニングとメンテナンスが必要です。
循環器
プールの水質を保つためには、循環器の正常な動作が欠かせません。
循環器が故障している場合は、プール内の水が十分に循環せず、水質が悪化する原因になります。ポンプやフィルターが正しく作動しているかどうかを定期的に確認し、必要に応じてフィルターの清掃や交換を行いましょう。
自宅プールのメンテナンス方法
ここからは自宅プールの実際のメンテナンス方法について解説します。
プールの水質管理
プールの水質管理は、健康で安全な水環境を保つために重要です。
塩素や次亜塩素酸の錠剤や液体を活用し、水中のウイルスや細菌を除去しましょう。
また、プールの利用期間はpH値(水素イオン濃度を表す数値)が適正範囲内(5.8~8.6)にあるかどうかを1~2週間に1回の測定を行いましょう。
pH値は、低すぎても高すぎても塩素の効果が薄れるので適正値で管理する必要があります。
プールの水質管理について詳しくは厚生労働省が発表している「遊泳用プールの衛生基準について」を参考にしてください。
プール使用時は水質の管理を徹底することを意識しましょう。
プールの清掃
プールにごみや葉っぱが溜まると、ろ過機に負担がかかり、水質悪化の原因となります。
プール表面のごみはネットを使用して取り除き、底部の汚れはブラシ、プール用掃除機、お掃除ロボットを活用して清掃します。
また、ろ過機のフィルターも定期的(最低でも年1回)に清掃し、清潔な水質を保つようにします。サンドフィルターの掃除は、バルブを切り替えるだけで簡単に5分程度で完了できます。
設備機器の動作確認
プールの設備機器が正常に動作しているかどうかを定期的に確認することも重要です。
ポンプやろ過機が故障して水質が悪化すると、藻の発生原因になります。
このため、プールを使用する時期は水質を保つために、設備機器の動作確認等も行いましょう。
また、故障している場合は修理や買い替えも必要です。耐用年数はメーカーによって異なりますが、10~20年といわれています。
自宅プールの季節ごとのメンテナンス
ここからは季節ごとの自宅プールのメンテナンス方法について解説します。
夏季のメンテナンス
夏季はプールの使用が増えるため、前述した水質管理が特に重要になります。プールの使用水が動くため水の循環に役立ちます。
プールの水が溢れるほどの雨が降った後は雨水がプールに入り込み、pH値や塩素濃度が変化するため、定期的にチェックを行い、必要に応じて塩、薬剤を追加しましょう。
また、フィルターの清掃やポンプの動作確認を行い、常に清潔で快適なプール環境を維持します。
冬季のメンテナンス
冬季はプールの使用頻度が減るものの、観賞用として水を残しておくか、排水するかのどちらかの対応を取ります。
「必ず排水をする」というような決まりはないため、ご自身のメンテナンスのしやすい方法を選びましょう。
排水する場合は、凍結防止のために配管やポンプに水が残らないように注意しながら排水作業を行います。
また、冬季中に不要な掃除を避けるためにカバーを使用してプールを保護するのも効果的です。
自宅プールをメンテナンスする際の注意点
自宅プールのメンテナンスを行う際は以下の点に注意しましょう。
- 化学薬品の取り扱いに注意する
- 水質チェックを怠らない
- 自力では難しい修理・管理は専門業者へ依頼をする
化学薬品の取り扱いに注意
塩素や次亜塩素酸などの化学薬品は、適切に取り扱わないと健康リスクを伴います。
薬品は適切な濃度で使用し、保管場所も安全に管理することが重要です。
塩素の容器に記載の保管場所に適切な場所での保管が望まれますが、換気の良いところで保管しましょう。
また、薬品を扱う際には手袋を着用し、皮膚に直接触れないように注意してください。
適切な取り扱いを心がけることで、安全にプールのメンテナンスを行うことができます。
水質チェックを怠らない
水質チェックは、健康で安全なプール環境を保つために不可欠です。
厚生労働省が定めるpH値(5.8~8.6)を維持するように、定期的なチェックを行います。
水質が悪化すると、健康被害を引き起こすため、水質チェックを怠らないようにしましょう。
自力では難しい修理・管理は専門業者への依頼が必要
防水塗装やひび割れの修理などは、自力で行うのが難しい場合があります。
自力で行うのが難しい場合は、自宅プールを施工依頼した業者や専門業者に依頼しましょう。
また、自宅プールを導入する際には、その業者が定期的なメンテナンスにも対応しているかどうかを確認することも大切です。
弊社「ISLAND POOL」では、施工後のメンテナンスプランも用意しております。プールの導入が初めての方でも安心・安全にご利用いただけるようサポートをいたしますので、プール導入を検討されている方は一度ご相談ください。
まとめ
本記事では自宅プールのメンテナンスの必要性やメンテナンス箇所、具体的な方法について解説しました。
自宅プールのメンテナンスは、利用者の健康と安全を守るために欠かせません。
また、定期的なメンテナンスを行うことで、プールの寿命を延ばす事にもつながります。
弊社「ISLAND POOL」では、施工から定期的なメンテナンスまで、包括的なサポートを行っております。
自宅プールの導入が初めての方でも安心・安全にご利用いただけるよう、他社にはできないご予算に合わせた設計や、お庭に合わせた最適な設計を提供しております。
自宅プールの導入をご検討の方は、まず一度弊社にご相談ください。料金・施工品質・サポートともに満足いただけるサービスを提供いたします。
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