COLUMNコラム
プール付き戸建ての費用はいくら?導入価格やメリット・デメリットを紹介
プール付きの戸建て住宅を建てたい、購入したいと考えている方の中には「費用はどれくらい」「メリットやデメリットは?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
自宅プールの施工費用は500万円ほどで、中には「それくらいの金額なら施工を依頼しようかな?」と考える方もおられるはずです。
しかしながら、プール付きの戸建てを持つことはメリットだけではなく、「維持費用がかかる」「メンテナンスが大変」などのデメリットも。
そこで本記事では、プール付き戸建てを持つメリットやデメリットについて解説します。
プール付き戸建てを持つメリット・デメリット
プール付き戸建ては、自宅でリゾート感あふれるライフスタイルを実現できるだけでなく、家族や友人との楽しみ方が広がる一方、維持費や手間がかかります。
ここでは、プール付き戸建てのメリット・デメリットについて解説します。
プール付き戸建てのメリット
プール付き戸建てのメリットは以下の通りです。
- 他人の目を気にせず、家族や友人とプールのある生活を楽しめる
- トレーニングやリラクゼーションに使える
- 非常時に生活用水として活用できる
戸建てにプールがあると非日常感を演出できるだけでなく、子どもやペットと遊んだり、友人を招いてホームパーティーを開いて特別な時間を楽しむことができます。
特に都市部では、プール付き物件は非常に限られており、その希少性が生活の質を高めるポイントになります。
さらに、プールはトレーニングやリラクゼーション用としても活用可能です。
たとえば、水中でのウォーキングやスイミングは筋力を強化したり、心肺機能を高めるのに最適とも言われています。
自宅で時間を気にせず健康維持に取り組めるのは、特に忙しい現代人にとって大きな魅力といえるでしょう。
また、災害時に備える生活用水としてプールの水が役立つというのもメリットの一つです。
断水時や非常時には、トイレの水や洗濯などの日常の用途に使うことができ、防災の観点からもメリットは大きいといえます。
プール付き戸建てのデメリット
プール付き戸建てのデメリットは、以下の通りです。
- 維持費や電気代、水道代がかかる
- 定期的な清掃や水質管理が必要
- 夏以外のシーズンは利用しにくい
プール付き戸建てには魅力がある一方で、いくつかのデメリットがあります。
まず、1つ目が維持費用がかかる点です。
具体的には、ポンプやフィルターを稼働させるための電気代や、水質を維持するための薬剤、さらにプールの水を定期的に入れ替える際の水道代などがかかります。
これらの維持費は、年間で数万〜数十万円程度になることもあります。
2つ目がメンテナンスの手間です。
プールの清掃やフィルターの交換、水質管理を怠ると、水が汚れたり、衛生的な問題が発生する可能性があります。
特に屋外プールの場合、落ち葉や虫などが入りやすいため、頻繁に掃除が必要になります。
3つ目のデメリットは、使用頻度です。
プールは夏のシーズンに多く利用しますが、寒い季節には使用できないため、設置しても年間を通しての利用頻度が限られます。
中には、温水プールとして寒い時期でも利用することは可能ですが、基本的には使用しないことが多いです。
プール付き戸建ての設置費用はどのくらい?
プールの設置には大きなコストがかかります。
費用はプールの大きさや工法、設備によって異なりますが、300万円〜500万円程度が目安です。
とはいえ、プールのサイズや材質によっては2,000万円を超える場合も。
ここでは、工事にかかる費用と工期について詳しく説明します。
プール設置にかかる工事費用の目安
プールの設置には、プールのサイズや材質、設置場所によって異なりますが、300万円から1,500万円程度の費用がかかります。
例えば、プールの材質の違いだけで、以下のように費用が変わります。
種類 | 費用 |
---|---|
FRP(繊維強化プラスチック)プール | 300~700万円 |
コンクリートプール | 500~1,500万円 |
ステンレスプール | 800~2,000万円 |
自立型躯体パネル+コンクリートプール | 400~1,000万円 |
詳しい費用については、以下の記事も参考にしてください。
参考:自宅に設置するプールの施工費用は?相場や自宅プールのメリット・デメリットを解説
プール設置工事の工法や期間
材質によって費用が異なるように、工法や期間も異なります。
種類 | 特徴 |
---|---|
FRP(繊維強化プラスチック)プール | メンテナンスは容易だが、耐久性が低く長期利用には不向き デザインの自由度低い 工期は1〜2週間とほかの施工種類と比べると短い |
コンクリートプール | 最大のメリットはデザインの自由度が非常に高く、理想のプールを施工できる 耐久性は50年以上と非常に高いものの、定期的なメンテナンスや補修が必要 工期は1〜6ヶ月 |
ステンレスプール | 軽量で耐食性に優れており、メンテナンスが簡単 デザインの自由度も高いがコストも高く小型のプール向き 工期は1〜3ヶ月 |
自立型躯体パネル+コンクリートプール | 耐腐食性・錆防止効果の長期間持続するため、耐久性が高い 工期は1〜3ヶ月 |
費用が安いのは「FRP(繊維強化プラスチック)プール」ですが、デザインの自由度も高く、耐久性も長いのは「コンクリートプール」になります。
プールの種類とデザイン|戸建てに合ったプール選び
戸建てプールと言ってもそのデザインは様々です。
プールのデザインや形状は、家の外観や敷地の広さに合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、一般的なプールの形状を紹介します。
種類 | 説明 |
---|---|
I型:長方形のプール | 泳ぐことを重視したい方やシンプルなデザインが好みの方、コストを抑えたい方におすすめです。 |
L型:一角を折れ曲がらせたプール | 自宅の角スペースに設置できる形なので、デザイン性を重視したい方や、庭の壁際に設置してプライバシーを確保したい方におすすめです。 |
パティオ型:建物に囲まれた中庭のような形状のプール | プライバシーを重視したい方やリゾートのような空間を自宅に作りたい方、庭と一体化した空間を楽しみたい方におすすめです。 |
それでは詳しく解説します。
プールの電気代・水道代
プールの運転には、ポンプやフィルター、ヒーターを稼働させるための電気代が必要です。
とはいえ、電気代は月々5,000円から1万円程度とエアコンを稼働する程度の費用しかかかりません。
また、定期的な水の入れ替えが不要です。
プールの大きさや使用頻度によって異なりますが、1回満水にするのには5,000円程度が必要です。
プールのメンテナンス費用と頻度
プールを清潔に保つためには、清掃や水質管理が欠かせません。
自分で管理する場合、薬剤費や清掃道具の費用として年間数万円かかることがあります。
専門業者にメンテナンスを依頼する場合、25mプールであれば10万円前後かかります。
もちろん、戸建てプールなので5m〜10m程度が一般的なサイズではありますが、業者にメンテナンスを依頼すると数万円前後かかるでしょう。
プロの業者を頼らなくてもご自身でメンテナンスできる内容となっているので、メンテナンス自体には費用はそれほどかかりません。
戸建てプールのメンテナンス方法や費用については、以下の記事も参考にしてください。
参考:自宅プールはどんなメンテナンスが必要?季節ごとのメンテナンス方法や注意点を解説
プール付き戸建てを購入する際に注意すべきポイント
プール付き戸建てを購入する場合や、戸建て住宅にプールを設置する場合は、敷地の広さや日照条件、プライバシーの確保など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
例えば、日照条件が悪いとプールの見栄えが悪く、ジメジメした雰囲気が漂います。
塀や仕切りがないと外からプールが外から丸見えでプライバシーの確保も難しいでしょう。
そのため、これらの点を考慮する必要があります。
また、プールの設置を見据えて戸建て住宅を購入する場合は、プールのサイズやデザインの自由度を高めるためにも、購入前にプール施工会社に相談することをおすすめいたします。
まとめ
この記事では、プール付き戸建てを購入するメリットデメリットや、プールの施工・メンテナンス費用について解説しました。
戸建てにプールを設置するメリット・デメリットは以下の通りです。
- メリット
- 他人の目を気にせず、家族や友人とプールのある生活を楽しめる
- トレーニングやリラクゼーションに使える
- 非常時に生活用水として活用できる
- デメリット
- 維持費や電気代、水道代がかかる
- 定期的な清掃や水質管理が必要
- 夏以外のシーズンは利用しにくい
初期費用は300万〜500万円が相場ですが、選ぶプールの種類や工法によって大きく変わります。
維持費については、電気代や水道代、清掃費用を含めて年間数万円程度かかることもあります。
これらを考慮し、プール付き戸建てを検討する際は、長期的なコストや利用計画を十分に理解した上で決断することが大切です。
弊社「ISLAND POOL」では、お客様の理想のプールを実現するべく、これまで培ってきた高い施工品質を提供しています。
導入後のメンテナンスプランも用意しており、「導入したけどメンテナンス方法が分からない」「維持できるか心配」という方のサポートも行っております。
「戸建てにプールを設置したい」とお考えの方は、ぜひ一度「ISLAND POOL」にお問い合わせください。